石油情報センターが13日発表した石油製品の価格動向調査によると、5月11日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前回調査日の7日に比べ、0.4円上がり117.1円だった。値上がりは6週連続。1月13日から始まったレギュラーガソリンの上昇傾向は17週(3月30日のみ前週比±0)続いている。なお、ハイオクは前週比0.4円高の127.9円、軽油は同0.1円高の100.4円だった。
前回調査より上がったのは37都道府県。前週と変わらなかったのが5県、下がったのが5県。上昇幅がもっとも大きかったのは富山(120.0円)で2.4円高、続いて秋田(116.1円)が1.4円高だった。ちなみにこの2県はゴールデンウィーク(GW)を挟んだ2週間でそれぞれ3.8円、2.8円も上昇している。平均価格がもっとも高かったのは長崎で123.7円、次は鹿児島で122.4円。すでに120円を超えていたこの2県に加え、今週は富山も120円台となっている。安かったのは茨城(113.6円)滋賀(113.9円)、埼玉(114.2円)など。
ゴールデンウィークを挟んだ4月27日からの2週間をみると、全国平均は1.2円の上昇。なお、元売り大手の出光興産の発表によると、同社のレギュラーガソリンの卸売価格は、4月25日~5月1日適用分が前週比0.1円高、2日~8日適用分が前週比1円高と、2週間で1.1円の上昇となっている。