サーバーマネージャに加わった新機能が、「ベストプラクティスアナライザ」だ。

サーバーマネージャ左側のツリー画面で[役割]以下に現れる個々の役割の名前を選択すると、サーバーマネージャの画面中央には、選択した役割のトップ画面を表示する。そこで[ベストプラクティスアナライザ]まで画面をスクロールして、「スキャンの指示」という形で実行する仕組みだ。

サーバーマネージャでベストプラクティスアナライザを実行すると、設定に関する問題点などを表示する

スキャンを行うと、現在の設定について分析して、問題点について指摘するようになっている。以下の画面例は、ドメインコントローラが1台しかないため、2台以上設置して冗長化するよう勧告するものだ。現時点ではメッセージがローカライズされていないが、製品版では日本語になるはずだ。

ベストプラクティスアナライザの表示例で、ドメインコントローラを複数台設置するよう勧告している。RC版では英語のままだが、製品版では日本語化されるはず

このほか、Windows Server 2008ではローカルコンピュータのみを対象としていたサーバーマネージャが、R2からリモート管理にも対応した。通常のMMC(Microsoft Management Console)管理ツールと同様、[操作]メニューの[別のコンピュータへ接続]を選択して、接続先のコンピュータを指定する方法で利用する。サーバの台数が多い場合、あるいは遠隔地にあるサーバを管理する場合に重宝するだろう。

R2のサーバーマネージャは、他のコンピュータのリモート管理に対応している