トヨタは7日、レクサスのスポーツセダン「IS250」をベースに、電動開閉式ルーフを採用した2ドアコンバーチブルモデル「IS250C」の発売を開始した。価格は495万円-535万円。
また、本革シートなどを採用した"version L"も用意される。ボディカラーは新色のカトレアマイカメタリックを含む全9色、インテリアカラーもボディカラーに合わせた5色が用意される。
アルミ合金製ルーフとオール電動システムの3分割「電動開閉式メタルトップ」を採用し、開閉ともに20秒の短時間かつ静かな開閉を実現したという。ボディ骨格の補強や床下へのブレース配置により、コンバーチブルで世界トップレベルの剛性と強度を備え、高い衝突安全性能も追及したという。
フロントウィンドウなど、各部品の細部の形状に至るまで細かく分析し、最適な設定とすることでオープン走行時の風に巻き込みも抑制した。ルーフクローズ時にはクーペとしての快適性を追求し、雨滴や雑音の侵入を防止する密閉性と静粛性を確保した。また、オートエアコンはルーフ開閉と同調して「オープン制御」と「クローズ制御」に自動切り替えし、外気温や日射に応じた最適温度への調整や、車速に応じた風量調整を行う。オーディオもオープン時とクローズ時でそれぞれ最適に音質や音量を自動調整する機能を持つ。オープン時でも9インチゴルフバッグ1個が収納可能なラゲージ容量を確保している。
環境性能は、10・15モード走行燃費11.2km/L(国土交通省審査値)を実現し、「平成22年度燃費基準+5%」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を国土交通省より取得している。