元は他人である夫婦が一生添い遂げるには、お互いに歩み寄りながら生活をすることが必要だろう。博報堂が3月、全国の58歳~62歳の男女520人を対象に実施した、夫婦関係改善の手立てについての調査結果からは、夫婦円満の秘訣が見えてくる。
すでに夫婦の歴史が長い中、夫が妻に改善を望むことで多いのは、「一緒に旅行をする」(27.3%)、「相手(夫)を責めないようにする」(25.4%)、「一緒に外出をするようにする」(20.8%)。一方の妻は夫に対して「相手(妻)の事情・状況も考える」(34.6%)、「もっと相手を思いやる」(30.0%)という改善を多く求めており、「できるだけ会話をする」(22.3%)、「(もっと)家事をする」(21.9%)が続いた。
妻は夫にもっと自分をよく見て、何をすべきか考えてほしいようで、具体的に表してほしい行動の自由回答には「料理を満足しているのはわかるが、美味しいとか感想を言ってほしい」(62歳)、「たまには照れずに手をつないでほしい」(62歳)、「プレゼント、外食、外出など形あることをしてもらいたい」(59歳)、「自分のことは自分でできるようにしてほしい」(59歳)など。夫側にも「自分の行きたい所に同意して付いてきてほしい」(58歳)、「考えてからしゃべってほしい」(59歳)、「肩や腰を揉んでほしい」(61歳)などの、ささやかな願いがあるようだ。
また、お金の使い道について、夫も妻も「夫婦のために」が圧倒的に多いが、夫の30.8%は「支障のない範囲で相手(妻)に使ってもらってよい」、11.9%は「相手(妻)のために使いたい」と答えており、ここにも妻のご機嫌をとるポイントが!?