会津鉄道は11日、同社の芦ノ牧温泉駅で「コトラ駅長の歓迎式」を開催する。同駅で働く駅長猫「ばす」を、岡山県の旧片上鉄道吉ヶ原駅の駅長猫「コトラ」が表敬訪問するという。コトラ駅長の滞在時間は11:00~14:00の予定。「めったにない猫駅長のツーショットを撮影のチャンス!! 猫駅長ファンの皆さん、是非、会いに来てください」(同社)。「みんな、会いに来たってな♪」(コトラ駅長)。
会津鉄道は2000年から芦ノ牧温泉駅に住み着いている猫の「ばす」を名誉駅長に任命している。業務はお客様の送迎、記念撮影のモデル、構内外巡回の巡回などで、名前はアニメのトトロの猫バスにちなんだという。地域の人々にかわいがられていたが、2008年にブログを開設したところ話題となり、全国からファンが訪れるようになったとのこと。現在は名誉駅長業務のほか、新聞、雑誌、テレビなど様々なメディアに登場して、同社の広報に貢献しているという。同社は「ばす」のキャラクターグッズも販売している。
コトラ駅長は、廃線となった片上鉄道吉ヶ原駅の駅長猫。2002年に岡山県久米郡美咲町吉ヶ原で生まれ、片上鉄道保存会の会員にもらわれて以来、片上鉄道保存活動の一翼を担っているとのこと。同会は1991年に廃止となった同和鉱業片上鉄道の鉄道文化遺産を保存するために設立され、気動車の動態保存と展示運転などを実施しているという。コトラ駅長は月に一度の展示運転日に、広島から通勤しており、来訪者のアイドル的存在とのこと。