2009年ゴールデンウィークの公共交通機関の利用者状況がこのほど、国内主要交通各社から発表された。

日系航空会社2社の4月28日から5月6日までの国際線の総旅客数では、日本航空(JAL)グループが前年比3.9%増の30万6,565人、全日空(ANA)が同5.3%増の11万5,000人。方面別では、2社ともにアジア方面が前年実績を大きく上回ったほか、JALはハワイ、グアム路線、ANAは欧州方面が好調だった。

国内線の総旅客数では、JALが106万3,066人、ANAが107万人で、それぞれ前年比で0.8%、0.6%の微増となった。方面別では沖縄・関西方面が2社ともに好実績を残したとしている。

一方、JRの長距離路線における、4月24日から5月6日までの利用者数では、JR東海管轄の東海道新幹線が前年比7%減の333万1,000人、在来線特急列車が同10%減の20万6,000人。JR東日本管轄の東北・上越・長野・秋田・山形新幹線は合わせて371万2,000人で、長野新幹線を除くすべての路線で前年実績を3~6%下回る結果となった。そのほか、在来線特急・急行を含めると、利用者数の総数は463万6,000人で、前年に比べ全体で6%減少した。