米Microsoftは5月7日(現地時間)、「Windows 7 Upgrade Advisor」のベータ版をリリースした。Windows XP SP2やWindows Vistaなどで動作しているPCのWindows 7へのアップグレード対応を診断するツールだ。ダウンロードセンターから英語版をダウンロード入手できる。
Upgrade Advisorは、CPU/ メモリー/ ストレージ/ グラフィックスから、ソフトウエアや各種デバイス・周辺機器まで幅広くWindows 7対応をチェックする。外付けストレージやプリンターのようなUSB接続の周辺機器も対象になる。スキャン完了後、「システム要件」「デバイス」「プログラム」の3項目に分類されたレポートが表示される。要件を満たしていないパーツや非互換ソフトウエアには警告マークが付き、Windows 7インストール前に必要な対策やアドバイスが示される。
なおWindows 7では、Windows XPからの上書きアップグレードがサポートされない見通しだ。クリーンインストールが求められる。そのためXPで動作するPCでUpgrade Advisorを実行した場合、PCの性能に関わらず「アップグレード」に警告マークが付く。