ネットマーケティングのアイシェアは7日、賞味期限間近の値下げ食品に関する意識調査の結果を発表した。同調査は4月中旬にインターネットで実施されたもので、20代から40代のネットユーザー男女342名から回答を得た。この調査で「賞味期限」(その食品をおいしく食べられる期間)と「消費期限」(安全に食べられる期間)の違いについて聞いたところ、約8割が正しく認知していることが明らかになった。

「通常よりも安く購入することが可能ですが、あなたは賞味期限間近のものを購入したいと思いますか?」 - アイシェア調べ

「賞味期限間近で値下げした商品を購入したことがあるか」の問いで、「購入したことがある」(82.5%)、「購入したことはないが購入したい」(10.5%)を合わせた「購入したい意向派」は9割を超え、なかでも40代では97.4%に上った。「賞味期限」の正しい認識と「価格志向」も手伝ってか、消費者は同商品を購入する際にさほど抵抗を感じていないことが窺える結果となった。

購入したいとの意向がある方に「どのようなものを購入しますか」(複数回答)と尋ねたところ、トップが「菓子」(81.1%)で、2位は「飲料」(63.5%)となった。以下「レトルト食品」「缶・瓶詰め」「即席麺・乾麺」と、保存性の高い食品が続いた。

「賞味期限が迫っていても、これらの商品を購入したいのは何故ですか」(自由回答形式)の問いでは「安いから」の声が多く、ここでも消費者の価格志向の強さが表れた結果となった。このほか「品質が変わらず、すぐに食べるのだったらお得だから」と、安さと同時に品質を気にかける回答や、「普段は値段のために手を出しづらいものにトライできる」と、値下げを「チャレンジの機会」にしている人も複数みられたとのことだ。