健康食品や医薬品などのネット販売サイト「ケンコーコム」を運営するケンコーコムは1日、豚インフルエンザ発生前の1週間(4月17日から23日)と発生後(4月24日から30日)では、機能性マスクの売上が112倍、また、殺菌・消毒用品の売上が7倍、非常食・保存食の売上も13倍と、大幅な伸びを示したことを発表した。
同社によると、このたびの数々の報道で「パンデミック(ある感染症が世界的に流行すること)」対策の必要性を感じた消費者が、通常の店舗では入手が難しいとされる機能性の高いマスクを求めたことで、機能性マスクの取り扱いが200種類以上という豊富な品揃えを提供する同社の売上が急伸したと予想している。
マスクのほか、殺菌・消毒用品や非常食・保存食の売上も伸びており、室内に置いておくだけで持続的に浮遊するウイルス・殺菌を除去する効果があるとされるゲルタイプ消臭剤、水、非常食詰め合わせセットなどに注目が集まっているという。
一部欠品について、同社は「現在、関連商品は一部メーカーからの供給が間に合わないものも出ていますが、お客様に豚インフルエンザ対策商品を早急且つ安定してご提供ができるよう、取り組んでまいります。」というコメントを発表している。
また、同社はWebサイトにて「豚インフルエンザ」に関するさまざまな情報を発信している。政府が発表する最新情報や、Q&A、感染経路、感染予防措置などの情報が提供されている。