石油情報センターが30日発表した石油製品の価格動向調査によると、4月27日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週より0.8円高い115.9円だった。4週連続の値上がり。1月13日から始まった上昇傾向はこれで15週続いている(3月30日のみ前週比で横ばい)。この間のトータルの上昇幅は9.9円となった。ハイオクは前週比0.8円高の126.7円、軽油は同0.3円高の100.2円だった。
前週より上がったのは39都道府県。横ばいが青森、千葉、京都、長崎の4府県。下がったのは埼玉、富山、滋賀、和歌山の4県。下落幅がもっとも大きかったのは富山で前週より1.2円安い116.2円。上昇幅が大きかったのは岡山で前週より3.1円高い117.1円だった。平均価格がもっとも高かったのは長崎で122.2円、次が鹿児島で121.1円。安かったのは茨城の112.0円や千葉の112.4円など。
石油情報センターでは「ガソリン価格を大きく動かす要因はなく、値上がり値下がりにかかわらず小幅な値動きが続く」といった見方をここ1、2カ月続けている。しかし結果的には小幅は小幅でも「値上がり」ばかり。気がつけばトータルで10円近くも上がる形となっており、この傾向がどこまで続くのかが気になる状況となってきた。