大正製薬はこのほど、「30代男性ビジネスマンを襲う精神的、肉体的な"衰え"と"体の不調"」に関する調査を実施し、その結果を発表した。同調査はインターネット上で行われ、30歳から39歳の男性ビジネスマン357人から回答を得た。調査期間は2009年4月。
同調査で、30代になって仕事や家庭、社会の中で責任ある立場の重みを感じることが増えたかと尋ねたところ、79%が「感じることが増えた」と回答。また、71%が「30代になって仕事が忙しいと感じることが増えた」と答えたほか、87%が「30代になって体の衰えを感じることが増えた」と回答した。体の不調を感じる具体的な原因で最も多かったのは「仕事の内容」の69%、次いで「会社内の人間関係」の33%、「通勤」の15%、「不況」の15%と続いた。
体の不調の症状として、「30代になり、肩こりを感じやすくなった」と回答した人は63%に達したほか、58%が「30代になり、腰痛を感じやすくなった」と回答。続けてそれぞれの症状の頻度を聞くと、週1回以上感じると答えた人は、肩こりで76%、腰痛で56%に上り、症状が慢性化している人が多いことが判明したという。
肩こり・腰痛などを回復するために利用するものを質問すると、41%が「特にない」と回答。なんらかの対処法で最も多かったのは「貼り薬・塗り薬」(34%)、次いで「マッサージ・整体」(24%)、「栄養ドリンク」(21%)の順になった。また、これらの対策にかける費用は月額平均で3,600円だった。