8月22日から全国の劇場で公開される映画『ぼくとママの黄色い自転車』の完成披露試写会が28日、東京・新宿バルト9で開かれ、武井証、阿部サダヲ、鈴木京香、安部美央が舞台挨拶を行った。
本作は2005年に発売されるや“涙でページがめくれない”と話題になった新堂冬樹のベストセラー『僕の行く道』を河野圭太が映像化した話題の作品。『いま、会いにゆきます』で天才子役ぶりを発揮した武井証が主演を果たし、鈴木京香と阿部サダヲが武井演じる少年・大志の両親役で共演した。主題歌はさだまさしの『抱きしめて』。
小学3年生の沖田大志は、父の一志(阿部)と横浜で二人暮らし。パリにいる母の琴美(鈴木)から届く手紙を楽しみにしていた。だがある日、大志は母がパリではなく瀬戸内海の小豆島に居ることを知る。どうしても母に会いたい大志は、愛犬のアンと一緒に自転車で横浜から500キロもある小豆島へ向かうのだった……。
これまでは個性的な役柄の多かった阿部だが、本作では至ってノーマルな父親役。「最初お話があった時はびっくりしましたね〜。普通の役は経験がありませんので(笑)。でもプライベートでは落ち着いているんですよ。結構地に近い感じでした」と話しながら、鈴木との共演については「映画で京香さんが出てくると本当にジーンとしちゃうんですよ。凄くキレイな人で、映画では見つめあったりして嬉しかったです」とベタ惚れの様子。そんな阿部と初めて夫婦役となった鈴木も「本当に優しい方。私が凄く年上に見えるんじゃないかと気にしまして、もっと若い奥さんの方が良かったんじゃないかしらと思いました。またご一緒したいですね」とこちらも好印象の様子だった。
「僕も子供がいる親だったりするので、子供が一人で旅をするってことはドキドキします。今は怖い世の中なので複雑な気はしますが、凄くいい作品に出られて良かったです」と阿部 |
主演の武井について「本当にしっかりしていて賢いな〜って思います。みんなが武井君のために一生懸命やろうと思えるくらい頑張ってましたよ」と語った鈴木 |