『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の第2弾ポスタービジュアル。その意味するものは雄叫びか、絶叫か、それとも狂気か――

6月27日より、シネマスクエアとうきゅうほかにて全国公開となるアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(以下『破』)。先週18日にも、都内では第2弾特別鑑賞券の発売や、公式フリーペーパー『EVA-EXTRA 01』の配布で盛り上がるなど、公開まで約2カ月となり、週間ペースでさまざまなプロモーション展開が行われるようになってきた。

今週もいくつか新情報が明らかになったので、順に紹介していきたい。まずは本日25日より上映劇場や関連ショップなどで掲示される第2弾ポスタービジュアルから。『破』のイメージカラーのオレンジをバックに咆哮する何者か(関係者によればエヴァ初号機の模様)が、殴り書きのように描かれた1枚となっており、『破』という副題を象徴する型破りなものとなっている。文字情報を濃密に詰め込んだ第1弾ポスターとは真逆の、ビジュアルインパクトを重視した今回のポスターは、製作と宣伝をカラーが兼ねているからこその大胆なポスタービジュアルだと言えるだろう。

また同じく25日からは『破』の本予告映像が、全120館の全国公開劇場にて上映開始となる(一部劇場を除く)。3月に公開された特報と同じく、映像を大画面で楽しんでほしいという制作者側の趣旨から、劇場で先行上映する形式が取られている。特報を上回る迫力のアクション映像が満載されているとのことなので、こちらも期待して劇場に足を運びたい。

さらにこれまで明らかにされていなかった、特別鑑賞券の第3弾の詳細がついに公開された。第3弾は"マリ"ver.となっており、第1弾の"アスカ"ver.、第2弾の"レイ"ver.に引き続き、主・キャラクターデザインの貞本義行氏による新ヒロイン・マリの描き下ろしイラストが大きく使われたものとなっている。発売日は5月16日で、これまでと同じく全国公開劇場窓口(一部劇場を除く)にて発売される。特典として「EVANGELION 50% BE@RBRICK 携帯ストラップ "マリ"ver.」が付属。特別鑑賞券ともども、新ヒロイン・マリの初めてのグッズとなるだけに、高い競争率をかいくぐってでもぜひ手にいれたいところだ。

特別鑑賞券第3弾となる"マリ"ver.(左)。これまで断片的に姿を見せてきたマリの正式なお披露目となる1枚だけに、ぜひとも手に入れたい。右は特別鑑賞券の特典となる「EVANGELION 50% BE@RBRICK 携帯ストラップ」、一番右が第3弾の"マリ"ver.だ。プラグスーツのデザインの違いもデフォルメ化でより際立つようになっている
※実際のデザインと変わる可能性があります

この新ヒロイン・マリについては、先日配布された公式フリーペーパー『EVA-EXTRA 01』によって「真希波・マリ・イラストリアス」というフルネームと、キャラクターボイスを坂本真綾が担当することが明らかになっている。また今回のイラストでマリが着込んでいるプラグスーツのナンバーから察するに、第1弾ポスターに記載されていた「封印監視特化型限定兵器 人造人間エヴァンゲリオン 局地仕様 仮設5号機」「EVANGELION PROVISIONAL UNIT-05」のパイロットであることは、ほぼ間違いないようだ。

少しずつ、しかし着実に明らかになりつつある『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の全容。5月16日には特別鑑賞券第3弾の発売と『EVA-EXTRA 02』の配布も控えている。6月27日の劇場公開に向けて、今後どんな情報が飛び出すのか? 引き続き見守っていきたい。

(C) カラー