タカラトミーから25日に発売されるたい焼きメーカー「親子のたいやきくん」(3,360円)。こちらは、電子レンジを使って家庭で簡単にたい焼きをつくることができる調理玩具だ。子どもと共にたい焼きづくりに挑戦するうち、子どもはもちろん私自身も夢中になり……。様々なアレンジバージョンをつくるほどとなった。
進化するたい焼き
そういえば、ここ最近のたい焼きはスゴイ。黒ゴマを使って黒く仕上げたものや、タピオカ粉をつかったビヨーンのびるお餅の様な皮のもの、キャベツや天かすなどを使ったお好み焼き風のものなど、様々な変わり種が登場している。
そんなプチ"たい焼きブーム"のこのタイミングでの発売。「さすが……」と感心しつつ、日本の伝統的なおやつであるたい焼きに敬意を払う意味合いもあって、まずは息子と共にオーソドックスなたい焼きづくりをスタート。息子は前日から「たいやき♪ たいやき♪♪」とテンション上がり気味だ。
いよいよたい焼きづくり
生地のベースには市販のホットケーキの素を使用する。ここに卵や砂糖、牛乳を入れてつくっていく。簡単に材料が揃うのがうれしい。なお、型は大小2サイズがあり、いわゆる普通のたい焼きサイズ「親たいやき」(約125mm)と「子たいやき」(55mm)がある。他に生地を混ぜ合わせるためのシェイカーやフィン、型に生地を注ぐための注ぎ口などが付いている。
シェイカーに牛乳、卵、砂糖、ホットケーキの素を入れてシェイカーにフィンをセットし、フタをしっかりと閉める。そしていよいよ、シェイカーを上下にシェイク。シェイクするこの手順で我が息子はテンションうなぎのぼり。ジャンプしながらシェイクしていた。
さてさて、約1分間のシェイクが終わったら、フタを開けて注ぎ口を取り付け、薄くサラダ油を塗ったたい焼き型に生地を注ぎ入れる。この時、生地の分量には注意したい。型には目安線があるので、それ以上入れすぎないように。入れ過ぎると、加熱した際に生地があふれ出てしまう。
生地を注いだら、あんこなどの具材を入れるためのくぼみを生地につくる必要がある。「親たいやき」の場合は、「子たいやき」のトレーをセットするだけ。そしていよいよ電子レンジで加熱。「親たいやき」のは1分強の加熱で完成する。
生地の粗熱を取れたら、トレーから生地を取り外す。出来立て生地には、魚の目やうろこの部分もきれいに再現されており、お店で売っているたい焼きのようだ。子どもが「わぁ~できたー」とこのまま食べようとするのを止めつつ、フィリング(具)を挟む準備に。
まずはオーソドックスにあんを使う。自宅で炊いてもいいのだが、時間がかかるので今回は缶詰のねりあんを使用した。欲張りしてたくさんあんを挟んでしまい、ぴっちりと生地で綴じることができなくなったが、これも自宅でつくる醍醐味。"あん特盛りたい焼き"の完成だ。