映画『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』の公開記念試写会が、22日、都内で催された。試写会前のイベントには、はるな愛と藤崎奈々子が登場。起業家としても活躍する二人が、お互いの意地とプライドをかけてスイーツ対決を行った。
本作は、『ボーン・アイデンティティー』シリーズの脚本家として一躍脚光を浴びたトニー・ギルロイ監督が贈る本格クライム・エンターテインメント。元CIAスパイのクレア(ジュリア・ロバーツ)と元英国諜報部員MI6のスパイ、レイ(クライヴ・オーウェン)が、画期的な新商品を巡り、対立企業のスパイとして共謀。一獲千金を狙う。
藤崎は「藤崎奈々子は豚骨ラーメン」という不思議な名前のラーメンチェーン店を展開。自身も大好きというラーメンのプロデュースを手掛けている。一方のはるなは、鉄板焼き屋などを展開する「ANGEL.LOVE株式会社」という、これまたエキセントリックな名前の会社で、自身が社長を務める正真正銘の経営者。本作では、新商品を巡って激しい争奪戦が行われるが、イベントではそれにかけて「どちらが画期的な新商品を提案できるか」というバトルが行われることに。テーマには、女性の二人にふさわしい"スイーツ"が選ばれた。
ここで、二人の商品を比べるためのスペシャル審査員が登場。スイーツの本場・フランスに3人しかいないという"グランパティシエ"の称号を持つアンドレ・ピエール・ジャニク氏が現れると、はるなは大興奮。「(藤崎と)どっちの方が好みですか?」と尋ねるなど、ずいぶんジャニク氏のことがお気に召したようだ。なお、今回の対決で勝利したスイーツは、リヨンにあるジャニク氏の本店サロンで期間限定メニューとして採用されるとのことが発表された。
藤崎が考案したフルーツトマトのマカロンと、はるなが考案した黒ごまのルリジューズを試食したジャニク氏は、2つとも「おいしい」と高評価。特に、黒ごまのルリジューズは「和食的な感じ。これはすごい。フランスでもいけるかもしれない」と大絶賛し、二人のスイーツ対決ははるなに軍配が上げられた。
大喜びするはるなには、ジャニク氏がこの日のためにつくったパイナップルのタルトをプレゼント。特製タルトを「いただきま~す」と口にしたはるなだったが、その直後、「んおっ!? ああ、なにこれ~!?」と声にならない声を上げ悶絶。実はこの対決、最初からすべて仕組まれていたもので、はるなが食べたタルトには大量のわさびが練り込まれていたのだ。藤崎はこのことを知っており、審査員のジャニク氏もパティシエではなくただのイタリア人タレント。はるなだけが、「デュプリシティ(二枚舌)」で見事だまされた格好となった。
企画の内容にやっと気づいたはるなは「マジかよ~!? だましたのかよ、俺を~!!」と男の部分を露わにして絶叫。なんとか落ち着いたあとは「だますよね~」とお馴染みのフレーズで会場の笑いを誘った。
イベント終了後の囲み取材では、先日、交際中の男性から公開プロポーズをうけた「クワバタオハラ」のくわばたりえの話題が出ると、はるなは、「がんばったら大丈夫だから~。アタックが甘いんだよ~。顔じゃないんだから気持ちで行かないと!」と励ましていたことを明かした。しかし、その後一カ月もたたずくわばたりえは結婚が決定。「ていうのを一生懸命に(くわばたりえに)言ってたら、先にいくよね~!」とはるな流の祝福メッセージを送り、「だまされました。まさにデュプリシティですよね(笑)」と笑った。
次項、藤崎奈々子単独インタビュー! ダマされてやっちゃった「変なトイレの使い方」とは?