マツダは24日、水素ロータリーエンジン搭載車「RX-8 ハイドロジェンRE」のノルウェー仕様車を完成したと発表した。日本国内でリース販売されている「RX-8 ハイドロジェンRE」との相違点は、ベース車両を欧州仕様の現行型"RX-8"とし、左ハンドル、マニュアルトランスミッション仕様としたこと。

「マツダRX-8 ハイドロジェンRE(ノルウェー仕様)」

同車は、ノルウェーのオスロ市~スタバンゲル市間の580kmを結ぶハイウェイに数カ所の水素ステーションを設置し、水素自動車で全行程を走行可能にすることを目指す国家プロジェクト「HyNor」向けに開発されたもの。今回完成した第1号車は、オスロで5月11日に開催される水素ステーション開所式に参加。その後、同国での認証の取得や水素自動車の整備教育などに使用されるとのこと。今後同じ仕様の車両の生産を行い、2009年夏以降に同国でリース販売を開始する予定としている。