6月6~29日に東京・日比谷シアタークリエで上映される舞台『ゼブラ』の制作発表が23日、東京・有楽町で行われ、同舞台に出演する斉藤由貴、檀れい、山崎静代、大沢あかねらが出席した。
故・向田邦子の傑作『阿修羅のごとく』をモチーフに、演出家の田村孝裕が作・演出を手掛けた舞台『ゼブラ』。これまでに小劇場では上映されたが、3度目となる今回は日比谷シアタークリエという大劇場での公演となり、斉藤由貴、檀れい、山崎静代、大沢あかねら豪華なキャスト陣を迎えて上映される。
母の手一つで育てられた四姉妹。長女の康子(斉藤)と四女の美晴(大沢)は既に嫁ぎ、三女の薫(山崎)も結婚を控えている。次女の奈央(檀)がひとりで家を切り盛りしていた。そんな中、薫の引越しの手伝いと入院中の母(和田ひろこ)の見舞いのため、四姉妹が集まることに。久々に顔を揃えた彼女たちに、様々なことが起こる。
「今回の舞台は四姉妹ですが、私自身は4人兄弟で3番目の次女。思春期の頃、父からお前は斉藤家の爆弾と心底悲しそうに言われたことを今でも覚えています」と斉藤 |
「この作品の元である『阿修羅のごとく』は、人間の心のひだであったりとかが描かれていて、引き込まれていく感じ。もし、向田さんが生きていたら是非見て頂きたい作品です」と檀 |
「四姉妹もお母さん、良く産んだな~。しかも3番目がどんだけ食べてるのみたいな。三女産んだ時は凄い頑張ったんやろうな~という感じです(笑)」と周囲を爆笑の渦とさせた山崎 |
初の舞台となる大沢。「今からドキドキワクワクしています。豪華なキャストの方やスタッフの方の足を引っ張らないように頑張っていきたいと思います」 |
三女・薫役の山崎は「正直、向田さんの作品は読んだことがなく…。今度檀さんに教えてもらいます。私、斉藤さんに似てるって言われますよ」と周囲を笑わせながらも、「5回公演が最高で、3週間も舞台をやるのは初めてなんです。セリフが結構あって不安もありますが、全部が勉強だと思ってしごいてもらいたいと思います」と珍しく神妙に語る場面も。さらに「四姉妹であかねちゃんだけ芸人なんですけどね」と話す静ちゃんに「芸人じゃない~」と大沢。「今回は1人(山崎)を除いてこんなにキレイなお姉さんが居るので、凄く幸せです!」とやり返していた。