SBIアクサ生命保険とライフネット生命保険は23日、ネット生保に関する調査を実施し、公表した。同調査はネット生保誕生1周年を記念し、共同調査として実施された。4月10日~14日、20代~50代の男女1000名に対してモバイルリサーチで実施し、1,000名の有効回答を得た。
日本の生命保険業界にも「Change」が必要かどうかを尋ねたところ、68.4%が「必要」と回答した。うち、生命保険業界に必要なChangeは何かを複数回答形式で聞いたところ、最多を占めたのが「保険料が安くなること」(71.3%)、2位は「商品がシンプルで分かりやすくなること」(71.1%)、3位は「各社の保険商品を横並びで比較できるようになること」(43.0%)と続いた。
次に、現在の日本での生命保険の比較情報量について単一回答形式で聞いたところ、「不足していると思う」と回答したのは68.1%。うち、生命保険の比較情報が十分でない状況については、91.8%が「比較情報を整備して欲しい」とし、多くの人が現在の日本の生命保険の情報のあり方に疑問を持っていることが分かったという。
今後インターネットで生命保険を買うことについて、どのように思うのかを聞いてみたところ、47.1%が「興味がある」と答えた。うち、インターネットで生命保険に加入する"メリット"としては、「自分の好きな時間に手続きが行える」(60.5%)が最多。2位以下は「手続きがはやい」(57.5%)、「安い」(54.8%)の順だった。"デメリット"として挙げられたもののうち最も多かったのは、「きちんと支払ってくれるか不安」、「まだ新しい会社・方法なので信用が不安」(いずれも、44.8%)。
インターネットで生命保険を買うことについて、「興味がある人」の回答が「興味のない人」の回答を上回ったのは上から順に、「金利の動向には敏感なほうだ」(0.44ポイント差)、「スマートフォンに興味や関心がある方だ」(0.39ポイント差)、「結婚している」(0.36ポイント差)、「金融商品の良し悪しについて、自分なりの判断ができる」(0.35ポイント差)、「子供がいる」(0.22ポイント差)となった。両社は「ネット生保に興味がある人は、ネット生保に興味がない人に比べ、(1)結婚して子供がいる割合が高い、(2)スマートフォンなどのデジタル機器に興味がある人が比較的多い、(3)金融にある程度精通しており、自分なりの判断ができる、というような人物像が浮かびあがる」としている。