Sugar Labsは4月22日 (現地時間)、Sugar Learning PlatformをUSBドライブから利用可能にする「Sugar on a Stick」のベータ1を公開した。

Sugarは、One Laptop per Childの教育向け小型ノートPC「XO-1」向けに開発されたLinuxベースの学習プラットフォームだ。大きなアイコンで子供でも迷わずに利用できるユーザーインターフェイス、学習や遊び向けにカスタマイズされたActivityと呼ばれるプログラムなどで構成される。Sugar on a StickはFedora LiveUSBを使い、USBドライブを用いてあらゆるPCでSugarを利用可能にする。各ユーザーのデータもUSBドライブに保存されるので、ホストPCを替えても自分の環境を呼び出せる。

USBドライブからSugarプラットフォームを利用可能

Sugarのユーザーインターフェイス

利用するには1GB以上のUSBドライブが必要。Sugar LabsのWikiページにファイルのダウンロードやSugar on a Stickの作成、起動方法などの詳細が掲載されている。Sugar on a StickはMacでも利用できるが、現時点で対応USBドライブの作成にWindows PCまたはLinux PCが必要になる。

今回のベータ1公開は、 実際の教育現場、教師や教育関係者に幅広く試用してもらうのを目的としている。フィードバックを収集し、2009年第3四半期の最終版提供を目指す。