パナソニックは22日、車載用地上デジタルチューナー「TU-DTX4000」「TU-DTV40」を発表した。TU-DTX400は5月26日発売予定で、価格は6万8,040円。TU-DTV40は6月発売予定でオープンプライス。市場価格は4万5,000円前後と予想される。

4アンテナ×4チューナーで安定した受信が可能な車載型地デジチューナー「TU-DTX400」

2アンテナ×2チューナーの廉価版モデル「TU-DTV40」

TU-DTX400は、「TU-DTX300A」の後継となる12セグ/ワンセグデジタルチューナー。4台のアンテナと4台のチューナーを搭載し、個々のチューナーで受信した信号をレベルごとに順位付けして再合成することで安定した受信を実現するキャリアダイバーシティ方式を採用している。回路設計や、チューナーの変更などにより、小型化や低消費電力化など、性能はアップしている。

機能面では、「ホームモード」「おでかけモード」に加え「系列局サーチ」を搭載。おでかけモードは、旅行先などで使用するためのもので、こちらのチャンネルセットの内容を変更しても、ホームモードのチャンネルセットには影響がない。ボタン操作一つで、おでかけモードとホームモードを切り替えることが可能だ。系列局サーチは、現在受信している放送局のエリアから外れた場合でも、視聴中の放送局の系列局や中継局を自動で探して、そのまま試聴できるようにしたものだ(ホームモードでは中継局サーチのみが行われる)。さらに、おでかけモードでは、ホームモードで指定している地域で使用されているチャンネルが、その系列局や中継局にも設定されることになり、操作性もアップした。

TU-DTV40は、「TU-DTV30」の後継モデル。こちらは、TU-DTX400の廉価版で、2アンテナ×2チューナーを採用する。ただし、系列局サーチなどの機能は、TU-DTX400と同様に搭載されている。