日産自動車は、「ティーダ」「ティーダラティオ」「キューブ」「ノート」「ウイングロード」「エクストレイル」「セレナ」の7車種を改良、燃費を向上して「平成22年度燃費基準+25%」を達成し、減税措置適合車種として発売を開始した。これにより、同社の減税措置適合車種は計14車種となる。また、小型トラック「アトラスH43」も平成27年度重量車燃費基準を達成して発売を開始した。同社では減税措置適合車を「Nissan ECO」(通称:ネコ)シリーズとして名付け、拡販を目指すという。
「ティーダ」、「ティーダ ラティオ」、「キューブ」、「ノート」、「ウイングロード」のHR15DEエンジン+CVT搭載車の2WDモデルは、減速時のオルタネーターによるエネルギー回生や、CVT制御の変更により「平成22年度燃費基準+25%」を達成した。また、「セレナ」の4WD車と、「エクストレイル」のMR20DEエンジン搭載4WD車もCVTの制御変更等により燃費を向上したという。
また、今回初めて地デジ内蔵HDDタイプのカーウイングスナビゲーションシステムに、エコドライブを支援するECOモード/ナビ協調制御機能を加え、「ティーダ」「ティーダラティオ」のHR15DEエンジン+CVT搭載車にオプション設定した。発信加速時に急なアクセル操作を行っても、自動的に丁寧なアクセル操作に補正し実用燃費を向上するほか、カーブの大きさや料金所までの距離などのナビゲーション情報を利用してエンジンブレーキ力をコントロールし、燃料カットの頻度を高めてエコドライブをサポートするという。ECOモードのON/OFFはナビゲーション画面で行う。
なお、今回の改良に合わせてボディカラーの追加、イモビライザーやカーテンエアバッグなどの装備追加なども同時に行われている。
同時に小型トラック「アトラスH43」の3トン車(ワイドキャブ車、4WD車、AT車除く)で平成27年度重量車燃費基準を達成し、減税措置適合車として発売を開始した。これにより、2トン系、3トン系、4トン系および4.5トン系(車両総重量4.5トン超の4WD車、AT車を除く)が減税措置に対応した。