日系航空会社2社が21日、ゴールデンウィーク期間(2009年4月28日~5月6日)の予約状況を発表した。

日本航空(JAL)によると、期間中のグループ各社の予約状況は、国内線の予約数が前年比1.1%減の103万240人で、予約率は64.3%。国際線は予約数が前年比9.1%増の32万4,234人、予約率77%となった。

一方、全日本空輸(ANA)は、国内数の予約数が前年比5.1%増の112万3,145人、予約率が68.4%。国際線は予約数が8.5%増の11万8,575人、予約率が73.5%と、いずれも増加傾向を示した。

期間中のピークは、国内線、国際線ともに出発が5月2日、到着が5月6日となる見込み。国内線の方面別では、JALが中国・四国方面が人気で前年比の5.5%増。ANAは、沖縄方面、関西方面がそれぞれ14.1%増、6.9%増を記録し、好調だという。

国際線では、2社ともにアジア方面が人気。特に中国線はJALが前年比の33.1%増、ANAが7.2%増、東南アジア線はJALが17.4%増、ANAが15%増となり、軒並み高い水準を示した。

その他、燃料サーチャージの値下げにより渡航者増が期待された欧州路線は、7.5%増となったANAに対して、JALは5.5%の減少となった。