富士通のデジタルTVチューナーを搭載した液晶一体型PC「FMV-DESKPOWER LX」がモデルチェンジした。新モデルは、従来より画質と音質を大幅にアップしているのが特長。また、録画機能も強化されており、HD画質のまま長時間録画ができる「AVCREC」に対応した。もちろん、基本性能も向上している。

FMV-DESKPOWER LX/D90D(撮影:よしだたける)

評価機の主な仕様  [CPU] Intel Core 2 Duo E7500(2.93GHz)  [メモリ] 4GB  [HDD] 1TB  [ディスプレイ] 23型ワイド(1,920×1,080ドット)  [サイズ/重量] W645×D243×H456mm/約18kg  [OS] Windows Vista Home Premium  [店頭予想価格] 約250,000円前後

新筐体を採用してAV機能を大幅に強化

デジタル放送に対応した液晶テレビは、比較的大型のものが多い。そういったテレビはリビングなどに置いて家族で楽しむ分にはいいが、個人が自室で使用するには少々バランスが悪いという印象がある。また、テレビとパソコンをひと部屋に置くのも少し窮屈。そこで人気があるのが、22~24インチの液晶とTVチューナーを搭載した一体型AVパソコンだ。

富士通の「FMV-DESKPOWER LX」は、デジタルTVチューナーを内蔵した一体型AVパソコンの人気シリーズ。この夏発売される新モデルでは、従来の筐体デザインを一新し、液晶やスピーカーなどの性能を大幅に強化しているのが特長。液晶サイズは従来の22インチワイドから23インチワイドにアップし、画面解像度は1,680×1,050ドットからフルHDの1,920×1,080ドットに高精細化した。そのため、デジタル放送のハイビジョン映像も等倍で表示できるようになっている。また、左右に張り出したスピーカーも2W×2の本格的なものを搭載し、より臨場感のあるサウンドを楽しむことが可能になった。

録画機能も向上しており、ハイビジョン画質でより長時間録画できる「AVCREC」機能を新搭載。このほか、CPUやメモリ、ハードディスクなどの基本性能も強化され、テレビ番組のながら観や動画編集など、負荷のかかる処理もより快適に行えるようになった。また、従来モデルから引き続き、Blu-ray Discドライブも搭載しており、本体のハードディスクに録画した番組をムーブしたりダビングしたりも可能。まさに、AVパソコンの新スタンダードとも言うべき充実ぶりだ。

本体前面右には、Blu-ray Discドライブが搭載されている

本体左側面には、ラインアウト、ラインイン、光デジタルオーディオ出力端子、USB 2.0×2、LANポート、アンテナ入力端子などが搭載されている

本体右側面には、USB 2.0×2、B-CASスロットなどが搭載されている