「FMV-DESKPOWER F/D90D」

富士通は21日、19型ワイド液晶(1,440×900)搭載の一体型デスクトップ「FMV-DESKPOWER F」シリーズの2009年夏モデルとして、Blu-ray Discドライブ/地デジチューナーモデル「FMV-DESKPOWER F/D90D」と地デジチューナーモデル「FMV-DESKPOWER F/D70D」、およびTVなしモデル「FMV-DESKPOWER F/D60」を発表した。価格はオープンだが、店頭予想価格は「F/D90D」が220,000円前後、「F/D70D」が200,000円前後、「F/D60」が175,000円前後。

「FMV-DESKPOWER F/D70D」

「FMV-DESKPOWER F/D60」

「FMV-DESKPOWER F」シリーズ2009年夏モデルでは、全機種に19型ワイドスーパーファインVX液晶が採用された他、メモリ4GBを標準で搭載。仕様は、CPUがIntel Core2 Duo P8700(2.53GHz)で、チップセットがMobile Intel GM45 Express。グラフィックス機能はMobile Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵)を利用する。プリインストールOSは、Windows Vista Home Premium SP1。全機種に有効画素数約130万画素のWebカメラを採用。無線方式で接続するワイヤレスキーボード&ワイヤレスマウス、および地デジチューナーモデルの「F/D90D」と「F/70D」にはリモコン(単4電池×2)も付属する。その他の仕様は、USB2.0×5、IEEE1394など。

ネットワーク機能としては、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LAN、10/100/1000BASE-T対応の有線LANが使用可能。また、SD/SDHCメモリカード、メモリースティック/PRO対応のダイレクト・メモリスロットを搭載する。

本体サイズは、W465×D211×H391/411mmで、2段階の高さ調節が可能。重量は約11kg。

なお、2009年春モデルとして登場した16型ワイド液晶(1,336×768)搭載の「FMV-DESKPOWER F/C50T」(地デジチューナーモデル)も引き続き販売が継続される。

「FMV-DESKPOWER F/D90D」

上位モデルの「F/D90D」は、光学ドライブにBlu-ray Discドライブを採用し、地デジ対応ハイビジョン・テレビチューナーを1基搭載しているのが特徴だ。Blu-ray Discドライブはスロット・イン形式で、BD-RやBD-REなどの書き込みメディアに対応。スーパーマルチドライブ機能にも対応しているので、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブとしても利用可能。HDDの容量は約1TB(SATA、7200rpm)。

地デジ番組の再生や録画はプリインストール済みのソフト「DigitalTVbox」で行なう。またテレビ機能使用時、インターネットに接続することで「G-GUIDE(電子番組表)」、「テレビ局サイトリンク機能」などの便利な機能が利用可能。さらに、AVCHD形式のビデオを手軽に再生できる「CyberLink AVCHD Player」もプリインストール済みで、撮影したムービーを光学メディアに保存することなく楽しめる。

「FMV-DESKPOWER F/D70D」「FMV-DESKPOWER F/D60」

地デジチューナーモデルの「F/D70D」では、光学ドライブとして2層書き込み対応のスロット・イン形式DVDスーパーマルチドライブが採用されている。

TVチューナーなしのエントリーモデル「F/D60」は、光学ドライブとして2層書き込み対応のスロットイン形式DVDスーパーマルチドライブを採用。HDDの容量は約500GB(SATA、7200rpm)だ。

「F/D70D」「F/D60」とも、その他の仕様やプリインストールソフトは、「F/D90D」と同様。

形山美行(デジタル・コンテンツ・パブリッシング)