docomo PRIME series F-01A レビュー

NTTドコモの2008年冬モデル「docomo PRIME series F-01A」は、指紋センサーやタッチパネル、ワンセグなどの多くの機能を搭載しながら、防水機能(IPX5/IPX7準拠)にも対応したハイスペックウォータープルーフケータイだ。同端末を数回に分けてレビューしていく。

第1回 ハードウェア編 第2回 インタフェース編

NTTドコモの2008年冬モデルのハイスペック防水端末「docomo PRIME series F-01A」(富士通製)。レビュー第3回は、防水機能について紹介する。

バスルームで「F-01A」を利用しているところ

起動時に表示される防水機能のための注意点。F-01Aを水場で利用する際は、バッテリーカバーのところにあるロックキーと外部接続端子カバーはしっかりと閉めておこう

F-01A注目の機能はなんといってもIPX5/IPX7相当の防水性能だ。お風呂で軽くシャワーをかけたり、水につけたりしても大丈夫な設計になっている。お風呂以外にも、釣りやスキー・スノーボードなどを楽しむ際にも便利だ。これまで、ケータイを持っていけなかった水場で破損を恐れず利用できるのは非常にうれしいところ。

防水機能を使って楽しいケータイライフを! - フロモバは今後必須

優れた防水性能を備えたF-01Aだが、使用する際に注意しなければならないこともあるので紹介しよう。

まずは、防水と並ぶF-01Aの注目機能である、タッチパネルや指紋センサーが水場では利用できない点だ。取扱説明書などにも記載されているが、タッチパネルや指紋センサーは指の静電気を利用するため、濡れてしまうと利用できない。

F-01Aの取扱説明書(PDF版)をドキュメントビューアで表示した画面

防水機能の注意点が記載されており、水に濡れた後の拭き方なども書いてある

水に浸した後にバッテリーカバーを開けたところ。金属プレートの外側までは水が入るようになっているようだ

また優れた防水性能を実現するため、電話機内部に水をわざと浸入させるような構造を採用している点も注意したい。F-01Aでは、ヒンジ部や裏面のバッテリーカバーの中には水が浸入するようになっているので、水につけたらよく水気を切っておく必要がある。水気を切るには、本体を振ってやるだけでよい。なお、ミュージックプレイヤーを起動して本体を水につけるとスピーカー部に水が入ってしまい、聴こえなくなるといったことが起きるが、この場合も本体を振って水を切ればすぐに聴こえるようになる。水気を切らずに、かばんやポケットに入れたりすると、内部に溜まった水が流れ出て、濡れてしまうことになるので注意しよう。

このように注意すべき点はあるものの、F-01Aが備える防水機能は、大変心強い。急な雨でずぶ濡れになった場合も安心だし、水洗いできるのもうれしい。

これまで、ケータイを持ち込めなかったお風呂などで、音楽を聴いたり、ワンセグを視聴できるのは、非常に便利で楽しいものである。メールやウェブのチェック、友達との通話などをしているとすぐに時間が経ってしまう。むしろ、長湯しすぎてのぼせないように注意しよう。

水洗いできるのはうれしい。表面を拭くだけよりも水で洗い流したほうが細かい凹み部分などもきれいなる

バスルームでワンセグを視聴しているところ

F-01Aの分解モデルにおけるヒンジ部分。ヒンジやスピーカー部分は、水が浸入する構造になっているので、洗剤で洗ったり、入浴剤の入ったお湯につけたりしないほうがいい

(memn0ck/K-MAX)