「いつまでも恋人同士みたいな夫婦になろうね」と、結婚前に約束するカップルも少なくないだろう。是非とも目指してほしいが、夫婦がどの程度お互いを異性として意識しているかというと、コンビが実施した「夫婦ふたりの時間について」の調査において、夫である男性側は「いつも意識している」(36.4%)と「ときどき意識することがある」(39.9%)を合わせて8割弱。一方の妻である女性側は、「いつも」(17.1%)と「ときどき」(36.8%)を合わせても5割弱にとどまった。よく「夫が女性として見てくれない」という妻のありがちな悩みがあるが、女性側の方が「夫を男性として見ていない」というのが実態のようだ。
同調査の対象となったのは、末子の年齢が0~4歳の子どもを抱える共働きの男女516人。夫婦二人きりの時間について、全体の88.8%が「子どもが生まれた後に減った」と答え、1週間で平均9時間、1日に換算するとたった1時間17分という結果が出た。その現実の裏で、58.1%は「子育て中も必要である」というのが本音のようだ。具体的に、夫婦二人きりの時間を作るための策として、「ベビーシッターを頼む」というのはまだまだ少数派。「子供を早く寝かしつける」という夫婦が最も多く、次いで「両親へ子どもを預ける」や「何も行っていない」という声が多かったという。ちなみに、その時間を確保するために1時間に月出せる金額について聞くと、平均1,366円。二人きりの時間の価値をイコールと考えると、実に厳しい現実だろう。