今週はどのジャンルも軒並みアイテムが少なく、寂しいラインナップとなった……が、『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』が発売されたおかげか、各ショップはいつにも増しての盛り上がり。デモ映像を店頭で流している店も多く、その映像美に立ち止まる人や購入に走る人も大勢見られた。
秋葉原の各ショップ店頭は「FF」の独壇場となった
今週、秋葉原の各ショップ店頭は示し合わせたかのように、スクウェア・エニックスより発売された『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』で飾られた。しかもその陳列面積や在庫数は半端なく、一体、秋葉原で何枚売っているの? と考え込んでしまうほどのものだった。今回の商品は、2005年9月にDVD&UMDで発売された『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』をBlu-ray Disc化、さらに約30分の追加シーン及び再編集が行われたCOMPLETEバージョンとして発売されたもの。
通常版を含め3種類のパッケージが用意されており、プレイステーション 3版『ファイナルファンタジーXIII』体験版が同梱する限定版、そして160GB HDDを搭載した特別仕様&オリジナルデザインのプレイステーション 3本体同梱版が存在する。メーカー希望小売価格は通常版が4,900円、限定版が5,900円、本体同梱版が49,980円。
「infinity」「integral」シリーズが同時発売
サイバーフロントからは、プレイステーション・ポータブル専用ソフト『Remember11 -the age of infinity-』と『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』が発売された。作家、打越鋼太郎氏が描いた「infinity」シリーズの第3作目となる『Remember11 -the age of infinity-』は、「雪山編」と「スフィア編」の2編で構成されたアドベンチャーゲーム。本作にはプレイステーション・ポータブル版の『Never7』『Ever17』『Remember11』3タイトル共通の年表機能が追加される。ただし、3タイトル全ての年表を表示するには、『Never7』『Ever17』のソフトが必要となるので注意が必要だ。
『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』は、打越鋼太郎氏が原案・脚本監修を担当した新シリーズ「integral」の第一作目で、ノベルタイプのアドベンチャーゲームとなっている。各限定版には特典として「オリジナルサウンドトラックCD」やフルカラーの「プレミアムブック」が同梱される。メーカー希望小売価格は各限定版が7,140円、各通常版が5,040円。
タカラトミーからは、プレイステーション・ポータブル専用ソフト『ファンタジーゴルフ パンヤ PORTABLE』が発売。オンラインゴルフゲーム『パンヤ』シリーズをプレイステーション・ポータブル用に移植したもので、登場キャラクター8人がリメイクされ、オリジナルコスチュームやスペシャルアイテムも追加されている。アドホックモードにより、最大8人同時参加が可能で、個人トーナメントやチーム対決も楽しめる。メーカー希望小売価格は5,040円。
天才ちびっ子教師が、新作とともに箱入り(娘)になって帰ってきた!
DVDは、キングレコードより15日に、『ぱにぽにだっしゅ!』DVD-BOX(初回限定生産)が発売された。TVで放映された第1話から最終第26話、さらに新作OVAが収録された計8枚組で、封入特典は64Pブックレット、復刻!エンドカード全32枚(台紙付き)となっている。メーカー希望小売価格は29,400円。
ポニーキャニオンからは15日、DVD『アキカン!』第1巻が発売された。第1話「カンじる!? ファーストキス」と第2話「おべんきょうの時カン」を収録。通常版のほか、特装版も用意されており、こちらは鈴平ひろ描き下ろしイラスト使用スリーブケースやジャンボクッションカバーが封入される豪華使用となっている。メーカー希望小売価格は特装版が9,975円、通常版が4,935円。
CDは、Shan.Studio.から15日、MOSAIC.WAVの4thアルバム「Superluminal Ж AKIBA-POP」が発売。新曲や「百合星人ナオコサン」「洗脳・奪取・虎の巻」を含む13曲を収録。初回限定盤には、ジャケットイラストのB2ポスターと、5月30日よりスタートするライブツアーの先行申し込み方法を記載したチラシが付属する。価格は初回限定盤が3,500円、通常盤が3,000円。
cutting edgeからは15日、OLIVIAが歌う「Sailing free」が発売された。同タイトル曲は、プレイステーション・ポータブル専用ソフト『戦国BASARA バトルヒーローズ』各ステージの戦闘シーンのクライマックスなどで流れる挿入歌となっている。付属のDVDには「Sailing free ~BASARA ver.~」「BATTLE HEROES ~TGS2008 Ver.~」「BATTLE HEROES ~Sailing free Ver.~」を収録。価格は1,800円。
ティームエンタテインメントより15日、「魔界戦記ディスガイア3 ラズベリル編 オリジナルサウンドトラック」が発売された。プレイステーション 3専用ソフト『魔界戦記ディスガイア3』のオリジナル楽曲16曲に、追加シナリオ用の15曲、計31曲を収録。価格は2,500円。
TWOFIVEより15日、「アマガミ オリジナルサウンドトラック」が発売された。プレイステーション 2専用ソフト「アマガミ」の絢辻詞役である名塚佳織が歌うテーマ曲「ずっと、このままで…」をはじめ、BGMの作曲を担当した岩垂徳行氏自らがPC88を駆使してアレンジを手掛けたクラシックモード音源も完全収録している。CD3枚組で価格は3,150円。
今回のキーワードは一部を除き、(竹)刀です!?
ムサシヤより『一騎当千 Great Guardians』から、「趙雲子龍(水着)」が発売された。先にガレージキットで発売されていたものが、今度は完成品として登場。黒い水着に包まれたムッチムッチのボディを惜しげもなく披露している。そして……水着の胸の部分はキャストオフ!! 1/6スケール(全長約280mm)のコールドキャスト製塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は18,690円。
同じくムサシヤからは、『起動戦艦ナデシコ』より「ホシノ・ルリ16才(喪服) '09ver.」が発売。ご存知「喪服ルリ」が、"'09ver."として新たに登場。劇場版での墓参りシーンを"忠実に再現"することを目的として作られた作品となっている。これでもう一度、劇場版が見たくなる!? 1/5スケール(全高約330mm)のコールドキャスト製塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は20,790円。
グリフォンエンタープライズから、『バンブーブレード』に登場する「川添珠姫」が発売された。道着姿で帯を締めるシーンを再現。表情は、コンパチパーツでキリッとしたものと笑顔のタマちゃんが楽しめるようになっている。本格的な作りの竹刀や防具が付属するが、本体に取り付けることはできないので注意。1/7スケール(全高約210mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は7,140円。
バンダイからは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』より「MG 1/100 ソードインパルスガンダム」が登場。「インパルスガンダム」本体は、「コアスプレンダー」「チェストフライヤー」「レッグフライヤー」に分離・変形することができる。圧巻なのは付属する武器で、エクスカリバーレーザー対艦刀×2、フラッシュエッジビームブーメラン×2、ブーメランエフェクト×2、ソードシルエット用台座と、多岐に渡っている。メーカー希望小売価格は4,725円。
おまけ&取材を終えて
今週の秋葉原は、とにかく『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』発売に尽きると言ってもいいだろう。同タイトルは一応、ゲームではなくBlu-ray Discなのだが、「FF」シリーズなのでゲームフロアでも大量に陳列され、映像系を扱うフロアでも当然の如く陳列……これが相乗効果を生み、陳列規模が拡大したものと思える。
しかし、今回のBlu-ray Disc化によって、改めてその映像美に驚いた人も多いだろう。それは、各ショップのデモで通行人の足が止まっていた様子を多々見ることができたことからも察せられる。また、同梱版に収録された『ファイナルファンタジーXIII』体験版も多くの人の関心を引き付けたに違いない。ショップの話によると、やはり限定版を買っていく人のほうが多いとのこと。本作の発売予定は2009年冬と先は長いが、それまで体験版をプレイして、『ファイナルファンタジーXIII』の凄さ、楽しさの片鱗を体感しておきたいと思う。