LinuxベンダーのXandrosは16日 (カナダ時間)、軽量Linuxディストリビューション「Presto」の発売を開始した。インストールには、Windows XP / Vistaの動作するPCが必要。オンラインストアでの価格は19.95米ドル、7日間利用できる試用版も用意されている。

Prestoは、DebianベースのLinux OS「Xandros」をカスタマイズ、ネットブックなどリソースがタイトなマシンでも快適動作するよう軽量化したLinuxディストリビューション。Windows経由でインストールを行うと、次回ブート時からWindowsとLinuxを選択できるようになる。起動が速く、旧型のマシンでも軽快に動作するという。

CD-ROM1枚分にまとめられたパッケージには、FirefoxやSkype、OpenOffice.orgなどのアプリケーションを多数収録。各種オーディオ / ビデオ形式に対応したマルチメディア再生ソフトや、インスタントメッセージングソフトも同梱される。

Prestoのスタートにあわせ、オンラインストア「Presto Application Store」の運用も開始された。システムはXandros社が2008年に買収したLinspireのオンラインサービス「Click-N-Run (CNR)」の転用で、かんたんな操作でアプリケーションをダウンロード / 購入できることが特徴。

軽量Linux OS「Presto」が発売開始。Linspireの遺産「CNR」を生かしたオンラインストア「Presto Application Store」も提供される