三菱電機は17日、液晶テレビ「REAL」の新モデル「LCD-37MXW300」「LCD-32MX30」「LCD-26MX30」を発表した。発売は、LCD-26MX30が6月21日、他の2モデルが5月10日を予定している。価格はオープンで、市場価格はLCD-37MXW300が16万円前後、LCD-32MX30が12万円前後、LCD-26MX30が11万円前後と予想される。
3機種は、昨年8月に発表されたLCD-37MXW200/LCD-32MX11/LCD-26MX20の後継モデル。LCD-37MXW300のみフルハイビジョンモデルで、他の2機種は1366×768画素のパネルを採用するハイビジョンモデルだ。なお、LCD-37MXW300は、倍速駆動も採用している。
新モデルの特徴は、省エネ機能の充実。まずは、ECOパネルの採用と光源側の改良。これにより、バックライト用の蛍光管の数を削減しても従来と同等の明るさを実現することが可能となった。消費電力は、LCD-37MXW300が143W(年間消費電力量104kWh/年)、LCD-32MX30が90W(同71kWh/年)、LCD-26MX30が80W(同64kWh/年)となっており、昨年モデルLCD-37MXW200の215W(同160kWh/年)、LCD-32MX11の155W(同108kWh/年)、LCD-26MX20の116W(同89kWh/年)に比べて30~40%程度削減されている。
また、同社のテレビには、以前より、部屋の明るさと視聴者の年代に合わせてテレビの明るさを調節するという機能が搭載されている(昨年モデルでは『家庭画質モード』と呼ばれていたが、新モデルでは『ECO画質モード』と呼ばれている)。
新モデルには、このECO画質モードでの設定状況と現在の消費電力を画面上に表示する「ECOメーター」機能を搭載。ECOメーターは、同社の販売するルームエアコン「霧ケ峰」シリーズに搭載されている「ECOモニター」と同様のデザインとなっている。さらに、工場出荷時の状態と現在の状態とで、どの程度省エネされているかを知らせる「ECOモニター」も新たに採用された。
なお、映像部分などについては、従来機種からの変更はない。LCD-37MXW200に採用されていた、オートターン機能(リモコンで、テレビの向きを左右に30°動かすことが可能)や、番組やコンテンツ、入力ソースによって異なる音量の差を吸収し、全体の音量が常に一定になるように自動コントロールする「おすすめ音量」機能が搭載されている。