NEXCO東日本(東日本高速道路)関東支社は4月15日、"待ち時間"をテーマにした「待ち時間 忍耐力調査」の結果を発表した。
同調査は、食事や買い物など行列や交通渋滞と、"並ぶ機会"が増える行楽シーズンに向け、世代別の忍耐力を探るもの。調査は2009年2月20~22日の2日間、全国の20~50代の男女を対象に、ウェブ上でアンケートを実施。512件の有効回答を集計した。その結果、話題の新商品や限定品などどうしても手に入れたい商品を購入するために許容できる待ち時間について、全体で最も多かったのは「30分以内」、「1時間以内」がそれぞれ26%を占めた。年代別の平均待ち時間では、20代の69分が最も長く、年代が上がるにつれて短くなる傾向にあり、50代では29分という結果に。また50代では「並ばない」が27.3%にも上った。飲食店での待ち時間についても、20代の平均29分に対して、50代では18分となり、同様な傾向が見られた。
一方、道路の渋滞については、「30分以内」の回答が全体の60.2%で最多。年代別では、20~50代のいずれの世代も「30分以内」が最も高い割合を占め、年代による大差は認められない結果となった。
しかし、「渋滞回避のために事前に計画を立てて行動する」と答えた割合では、30代で25.8%、40代で25%、50代で26.6%と、30代以上では4人に1人以上にのぼったのに対して、20代では14.1%と他の世代に比べて著しく低く、無計画に移動している傾向が強いことがわかった。