西武鉄道は15日、駅にあるLED式列車案内表示器(多摩川線を除く78駅)と電車内のドア上に設置されたカラー液晶画面(30000系に搭載)にて、同社以外の路線の運行情報表示を開始した。表示時間は5:00~23:00。同社の路線に運行障害が発生した場合は、同社の路線を優先するとのこと。

駅の列車案内表示器

電車内のカラー液晶画面「スマイルビジョン」

表示される路線は、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線・中央線(東京~高尾間)・埼京線・川越線・八高線・青梅線・武蔵野線、東京メトロ有楽町線・副都心線・東西線、東武鉄道東上線・越生線、都営地下鉄浅草線・三田線・新宿線・大江戸線、多摩モノレール全線、秩父鉄道熊谷~三峰口間。輸送障害が発生して、各社・局から西武鉄道に振り替え輸送の依頼があった場合、駅のLED式列車案内表示器と電車内のカラー液晶画面(スマイルビジョン)に表示されるという。

西武鉄道では同日より、同社の列車遅延情報の表示基準も変更した。従来は30分以上の遅れで表示していた同社の運行状況について「当社Webサイト」「国土交通省Webサイト」「駅のLED式列車案内表示器(多摩川線を除く)」で表示していた。15日からは15分以上の遅れで表示するとし、表示メディアについて上記3つのほかにスマイルビジョンでも表示されるとのこと。