デノンは15日、AVサラウンドアンプ「AVC-1610」を発表した。発売は5月中旬を予定しており、価格は5万5,650円。

エントリークラスながら、HDオーディオ対応などの機能を盛り込んだ「AVC-1610」

AVC-1610は、昨年7月に発売された「AVC-1509」の後継モデルとなる、5.1chのAVアンプ。エントリークラスではあるが、Dolby TrueHD、DTS-HDMaster Audioなどのデコーダーを搭載する。また、Dolby Pro Logic IIzのデコーダーも搭載。2ch分のパワーアンプとスピーカーを追加すれば、高さ方向の音の移動も表現可能となる。

HDMI端子は、3入力/1出力。HDMI CECに対応しており、パナソニック、東芝、日立製作所、シャープ、三菱電機製のテレビ、レコーダーとの電源連動や音声切換、ボリューム調整などの操作が可能だ。また、アナログ映像入力端子から入れられた信号をHDMI端子に出力することも可能となっている。その際、480iの信号はプログレッシブ化されるが、アップスケール機能は搭載されていない。

HDMI以外の入出力は、映像がコンポーネント入力×2/出力×1(D4)、S入力×1、コンポジット入力×4/出力2で、音声が光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×1、アナログ入力×6/出力×2となっている。また、サラウンドバック/フロントハイト・プリアウト×1、サブウーファープリアウト×1も装備する。搭載しているパワーアンプは、全ch、6Ω時の実用最大出力130W。