日本ヒューレット・パッカードは13日、ビジネス向けA4対応インクジェット複合機「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」を発表した。価格はオープンだが、店頭予想価格は39,800円。発売日は24日。
HP Officejet 6500 Wireless All-in-Oneは、A4対応インクジェットプリンタ、スキャナ、コピー、ファクスの4つの機能を備えたビジネス向けインクジェット複合機。黒顔料・カラー染料の4色独立インクシステムを搭載した「HP Officejet Pro L7590 All-in-One」の後継モデルで、新たに全色顔料の4色独立インクシステムを採用して普通紙プリント時の耐水性を向上させた他、タッチパネル付き3.4型カラー液晶と無線LANを搭載したのが特徴だ。また、CISスキャナーは解像度は2,400×4,800dpiと前モデルを継承しつつも用紙が最大リーガルサイズにまで対応するようになった。
さらに、デジタルファイリング/FAX機能「デジタルSEND」をファームウェアレベルで実装。スキャンしたデータを指定メールアドレス宛てにメール添付して自動送信する「Send to Email」、スキャンデータをネットワーク共有フォルダに自動保存する「Scan to Network Folder」、受信したFAXを指定メールアドレス宛てにメール添付して自動送信する「FAX to Email」、受信したFAXを自動的にネットワーク共有フォルダに自動保存する「FAX to Network Folder」の4つの機能が利用可能となった。
自動両面印刷や最大50枚までを連続でスキャン、コピー、ファクスできる両面対応ADFを搭載し、最大250枚までの給紙はオプションを利用することで最大500枚まで拡張できる。
本体サイズはW494×D479×H331mm、重量は12.7kg。印刷・コピー速度はモノクロ最高35ppm/カラー最高34ppm。プリント解像度は最高4,800×1,200dpi。スキャン解像度は光学解像度が2,400×4,800dpi、最大補間解像度が19,200dpi。インタフェースは、USB 2.0、IEEE802.11b/g対応無線LAN、10/100BASE-TX対応有線LAN、PictBridge。対応OSは、Windows Vista(32/64bit)/XP(32/64bit)、Mac OS X 10.4.11以降/10.5.x。