LoiLoは8日、NVIDIA CUDAに対応したHD映像編集ソフトの最新バージョン「Super LoiLoScope MARS」を発表。同社Webサイトでは体験版も公開している。なお、旧バージョンのユーザーには自動更新機能経由で配布される。

Super LoiLoScopeは、動画や音楽、写真などの素材を並べるだけでの直感的な操作で編集し、iPod、PSP、YouTube HDなどに1クリックでまとめて書き出すことも可能な映像編集ソフト。今回のバージョンアップでNVIDIA CUDAに対応した「Super LoiLoScope MARS」へとバージョンアップした。

同社によると、NVIDIA CUDAエンコーダを使用したフルHD映像(1920×1080)出力のベンチマークテストでは、CPUだけを使用した場合の10倍のスピードを達成。Super LoiLoScope MARSは、GPUで再生・編集・出力するGPUトータルアクセラレーションソフトとなり、フルHDの動画を快適に編集・合成・出力できるソフトになる。

今回の発表にあたり、LoiLoの代表取締役杉山浩二氏は次のようなコメントを述べている。

「一般の方々にとって、標準的なパソコンでのHD映像の再生や編集は、とても時間がかかりストレスを感じる作業でした。Super LoiLoScope MARS はフルHDムービーをサクサク編集し、NVIDIA GPUを活用してさまざまなファイル、デバイス用途の動画や、メディア、WEBへ高速に出力することができます。」

また、NVIDIAのビジュアル・コンシュマーソリューション ジェネラルマネージャー、マイケル・スティール氏からは以下のようなコメントが発表されている。

「Super LoiLoScopre MARSのすばらしさは、その速さとシンプルさです。革新的なインターフェースは高度な映像編集が多くのひとに理解できるもので、LoiLoはGPUコンピューティングの驚異的パワーを活用した一般消費者向けのアプリケーションの事例のひとつでもあります。」

「Super LoiLoScope MARS」起動画面