三井住友フィナンシャルグループは9日、2009年3月期の連結決算の業績予想を下方修正し、3,900億円の最終赤字に転落すると発表した。前回予想(2008年11月)は1,800億円の黒字。昨年来の金融市場の混乱や国内外の急激な景気悪化を受け、貸倒引当金など不良債権処理費用の積み増しを行うことなどが要因。与信関係費用は前回予想比1,800億円増加の5,500億円程度の見込み。
期末の普通株式1株当たりの配当予想は、前回予想より30円減の20円に減配された。なお、支払い済みの第2四半期末配当70円を加えた年間配当金は90円。第四種、第六種優先株式の配当予想に修正はないとしている。