映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』の完成披露試写会が都内で行われた。舞台挨拶には高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明のお馴染みの声優3人と、監督の山本泰一郎が参加。また、ゲスト声優を務めたDAIGOも駆けつけ、超満員の観客を沸かせた。
本作は、週刊少年サンデーで連載されている青山剛昌原作のマンガ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ第13作目となる作品。梅雨明け、東京近郊を中心に連続殺人事件が発生する。現場に残される謎の麻雀牌。そして事件の背後には黒ずくめの組織の影が。捜査を攪乱するキャンティとコルン。容疑者を追うベルモット。重要人物の暗殺を計画するジンとウォッカ。そして謎の人物・アイリッシュ。真実を求め、コナンは黒ずくめの男たちに宿命の対決を挑む。
シリーズ初のゲスト声優という大役を果たしたDAIGO。「僕たちアラサーの人たちはだいたいコナン世代なんで、作品に携われるというのでね、すごく光栄でしたよね」と独特の口調で喜びを表現。アニメのアフレコについても初めての経験ということだったが、「やっぱりすごく難しかったんですけどね、でも本当に監督さんやスタッフさんが潜在能力を引き出してくれたかな」とその出来映えには自信を覗かせた。
ちなみに担当した人物はかなり重要な役どころとのことで、「詳しくは皆さん今から(映画を)見られる方なんで言えないんですけど」としつつも、「相当ヤバイっすね。というか重要ですね」と観客の期待をあおった。
「最初に特報を取ったときに、『ワォ!』というシーンから始まりました」と、話すのは江戸川コナン役の高山。「こんなことあっていいの? というシーンが最初だったんです。そして監督に、これどうなっちゃうの? と率直に聞いてみたら『うーん、もっとひどい目に遭うと思うよ』とニッコリ笑っておっしゃって。なので、すごく覚悟をしました」と話し、いつも以上の波乱の展開を予感させた。
毛利蘭役の山崎は、「全国にまたがる事件なだけあって、テレビシリーズで出てきたいろんな県警の刑事さんたちが登場します。静岡県警の声の大きい人とか、群馬県警のヘッポコな方とか(笑)。その辺も楽しんでいただけたらな」とコメント。また、本作では蘭も今まで以上に危険な目に遭う模様。「蘭ちゃん空手やっててよかったんじゃない、というような場面もあって、たまに戦ってみるのもいいもんだなと思いました」と話すあたり、守られる存在だった過去作とは異なる"かっこいい蘭"の姿も見られそうだ。
毛利小五郎役の神谷明は、「本当に今度の作品はおもしろい! だから宣伝してほしい気持ちはあるんだが、皆まで言ってはいけない。『おもしろい』とだけ言ってください」と小五郎の声でネタバレ禁止令を施行。「帰ったら正直な感想をみなさんにお伝えして、その幸せを映画館で存分に味わうようにと、そういう想いをつないでいただければ、我が輩毛利小五郎としては大変うれしいと思います」と呼びかけた。
このあと、8日に31歳の誕生日を迎えるDAIGOには、コナンからバースデーケーキのプレゼントが。「いや~、ありがとうございます。まじっすか? チョコレート"ういっしゅ"してるじゃないですか!」と大はしゃぎ。「オレは今日という日を忘れないね」と喜びをあらわにした。
映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』は18日より全国東宝系ロードショー。