「BASELWORLD 2009」でポールピコは、二層構造の文字板を採用するクロノグラフ「テクノグラフ」や、「ジェントルマン」シリーズなどの新モデルを公開した。
テクノグラフは、時刻のインデックスを持つ前面の文字板と、スモールセコンドおよび30分計の目盛りとなる奥の文字板を重ねた構造により、クロノグラフでありながら通常の時刻表示の視認性を確保しているのが特徴。今回の新モデル「テクノグラフ ディスクタイム」は、スモールセコンドと30分計の指針に針ではなくディスクを採用し、ディスク上の矢印が積算時間を示す仕組みとした。ディスクは表示内容によって鮮やかな原色で塗り分けられており、華やかさを加えるデザイン上のアクセントにもなっている。
直径44mmの大径ケース、前後日を含む3日間のビッグデイト表示といった特徴は従来のテクノグラフから継承。ストラップはカーフ、ラバー、アリゲーターの3種類が用意される。提供数は世界限定300本で、価格はカーフおよびラバーストラップで86万1,000円、アリゲーターストラップで89万2,500円。
ジェントルマンでは、従来のクロノグラフにムーンフェイズ機能などを加えた「ジェントルマン・クロノグラフ・ムーンフェイズ」が登場。6時位置の12時間計の内側に小さなムーンフェイズ窓が設けられているほか、12時位置の30分計には月・曜日表示窓、9時位置のスモールセコンドには24時間計針、文字板は日付表示針を設けるなど、クロノグラフとカレンダーそれぞれのフル機能を搭載する複雑な構造となっている。価格は73万5,000円。