Bump Technologiesは8日 (カナダ時間)、3Dデスクトップ環境「BumpTop 1.0」をリリースした。動作環境はWindows XP / Vista / 7、OpenGL 2.0以降に対応したグラフィックドライバが動作するハードウェアが必要。有償 (29米ドル) のPro版と、一部機能が省略された無償利用可能なFree版の2種類が提供されている。

「BumpTop」にはPro版とFree版の2種類があり、基本機能はFree版でも使用可能

ファイルは重なった状態で配置できる。デスクトップの散らかり具合が現実世界に近づくかも?

BumpTopは、立体的な表示効果を備えたデスクトップ環境。起動すると部屋を見下ろしたような画面がデスクトップ全体に表示され、そこに各種ファイルやスティッキーノートなどを配置できる。TwitterやFacebookへの投稿に対応するほか、FlickrやPicasaなどの写真共有サービスからRSSフィードを受信し、一定の間隔で画像を差し替えるフォトフレームも表示できる。ファイルなどの要素は、側面 (壁) に表示したり、Auto Pile機能により平面上に重ねたりすることが可能。現在βテスト中のWindows 7もサポート、液晶パネル上を複数の指で操作する「マルチタッチUI」にも対応する。

Pro版とFree版の基本機能は共通しているが、Free版ではスティッキーノートが最大2つとなるほか、Webページなどのサムネイルにウォーターマークが表示されるなどの制限がある。