「EMC Retrospect 8.0 for Mac 英語版」 |
アクト・ツーは、Mac OS X用企業向けバックアップソフト「EMC Retrospect 8.0 for Mac 英語版」のダウンロード販売を開始した。
ラインナップは、価格13,545円のSOHO/個人向け「EMC Retrospect 8.0 for Mac Desktop 3 User」。また、サーバ1台の保護が可能な中小企業向けの「EMC Retrospect 8.0 for Mac Single Server Unlimited Clients」(年間サポート & メンテナンス付)が価格84,945円で、「EMC Retrospect 8.0 for Mac Single Server 20 Clients」が50,295円。2台以上のサーバの保護が可能な大企業向けの「EMC Retrospect 8.0 for Mac Multi Server Unlimited Clients」(年間サポート & メンテナンス付)は、価格175,245円。いずれも英語版で、日本語版への無償アップグレードが可能だ。
EMC Retrospect for Macは、複数のバックアップサーバの遠隔管理や、D2D2T(Disk to Disk to Tape)バックアップといったエンタープライズ用途で必要とされる機能を備えたMac OS X用バックアップソフト。ネットワーク接続されたコンピュータのバックアップ処理も簡単な操作で実行できる他、Windowsが併存する環境でも使用可能だ。また、中小企業で必要とされる機能とパフォーマンスを専従スタッフを置くことなく管理できることに加え、メディア管理機能でメディアのローテーションを簡略化する。
EMC Retrospect 8.0 for Macでは、iTunesやAppleのサーバ管理ツールと似たレイアウトのユーザーインタフェースを採用し使い勝手を向上。さらに、ローカルおよびNASを含むストレージへのバックアップ機能を搭載。複数ボリュームを単一の保管先に統合、ストレージ容量の調整、古いバックアップデータを削除して容量を確保するディスクグルーミング機能、特定の重要なバックアップをポータブルメディアやテープなどにアーカイブする機能、データの同時ストリーミング、バーコードトラッキングや自動テープドライブクリーニングによるテープライブラリ管理機能なども追加された。
また、指定日数分バックアップされていないソースや利用可能/使用済みメディアセット容量、パフォーマンスデータなどがすぐにわかるカスタムレポート機能や、Eメール通知機能の改善、ネットワーククライアントサポートの改善が行われた。政府認定のAES-256暗号化による安全性の強化もポイントだ。