石油情報センターが8日発表した石油製品の価格動向調査によると、4月6日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週から1.7円上がり113.2円だった。
1月13日以来10週連続で上昇していたレギュラー価格は前週の調査でいったん"横ばい"になったものの、再び上昇。トータルの上昇幅は12週間で7.2円となった。ハイオクは前週比1.6円高の124.0円、軽油は同0.2円高の99.4円だった。1月26日以来続いていた軽油価格の下落は9週でストップした。
上昇幅がもっとも大きかったのは岡山(113.6円)で前週から4.0円アップ。ほかにも和歌山(115.8円)が3.9円、香川(113.1)が2.9円など全都道府県で前週より上がった。もっとも上昇幅が小さかったのは高知(107.0円)で前週比0.1円高だった。平均価格がもっとも高かったのは離島の多い長崎で121.3円。続いて鹿児島が118.3円。反対に安かったのは高知(107.0円)や茨城(109.5円)など。
1週間で1.7円の上昇は1月13日から続く上昇基調のなかで最大の上げ幅。石油情報センターは「原油価格が少し上がっており、元売り大手各社も卸値を上げてきている。特に月決めで卸値を決めている昭和シェル石油が4月出荷分を前月比で4円上げたことで月初めの調査の上昇幅が大きくなったのでは」と話している。