アップルは7日、1Uラックマウントサーバ「Xserve」の新モデルを発表した。最大2基 / 8コアの2.93GHz Intel Xeon "Nehalem" プロセッサを搭載、OSにはMac OS X Server 10.5 (Leopard) を採用。Apple Storeでの価格は338,800円より。

Intel Xeon "Nehalem" を搭載、性能大幅アップの新「Xserve」

新しいXserveには、標準で2.26 GHz動作のIntel Xeon "Nehalem" プロセッサを搭載。最大で前モデル比2.4倍の帯域幅を確保しつつレイテンシを最大40%カットする、1066MHz DDR3 ECCメモリを3チャンネル備える統合型メモリコントローラも採用された。アップルがテストしたSTREAM v5.8ベンチマークによれば、消費電力あたりの性能は最大89%向上しているという。高効率電源の採用と熱管理システムの改良により、アイドル時の電力消費量も19%削減されている。

本体内部に3基確保されている3.5インチドライブベイには、最大3TBのストレージを配置できる。拡張スロットには、PCI Express 2.0 x16拡張スロット (6.6インチ×1、9.25インチ×1) を2基用意。Xserve RAIDカードの追加により、PCI Expressスロットを消費することなくRAID 0/1/5を構築可能。Apple Storeには多数のBTOオプションが用意され、CPUは2.66GHz / 2.93GHzのIntel Xeon "Nehalem"にアップグレードできる。

Quad-Core 8-Core
CPU 2.26GHz Intel Xeon 5500×1 2.26GHz Intel Xeon 5500×2
メモリ(最大) 3GB (32GB)
グラフィック NVIDIA GeForce GT 120 (GDDR3 256MB)
HDD 160GB SATA (ベイ3基のうち1基を使用)
光学ドライブ 8倍速SuperDrive(2層式)
Ethernet Gigabit Ethernet (10 / 100 / 1000BASE-T)×2
拡張性 PCI Express 2.0 x16×2、FireWire800×2、USB 2.0×3
価格(Apple Store) 333,800円 404,800円