東芝は7日、内蔵HDDへの録画機能を搭載した液晶テレビ、レグザ H8000シリーズ3機種を発表した。また、省エネタイプのA8000シリーズの新ラインナップ「32A8000」「26A8000」も発表。発売日、推定市場価格などは表のとおり。
H8000シリーズは、H7000シリーズの後継となるHDD内蔵モデル。42H8000/37H8000はフルHDタイプで、32H8000は1366×768画素の液晶パネルを採用する。従来モデルとの最大の違いは、3月4日に発表されたC8000シリーズと同じ、低消費電力設計を採用している点。発光効率の高い蛍光管と、新型のフィルムを使うことで、蛍光管の数を削減。バックライトで使用される電力を減らしている。
消費電力は、42V型の42H8000では170W(年間消費電力量143kWh/年)、37V型の37H8000では145W(年間消費電力量128kWh/年)、32V型の32H8000では116W(年間消費電力量107kWh)となっている。従来のH7000シリーズの消費電力は、42H7000が258W(年間消費電力量192kWh/年)、37H7000が203W(年間消費電力量170kWh/年)、32H7000が165W(年間消費電力量127kWh/年)。
また、従来モデルでは、内蔵HDDのほかに、e-SATAタイプのHDDを利用できたが、H8000シリーズでは、これをUSBタイプに変更。より手軽に使用することが可能となった。
A8000シリーズは、従来はパーソナル向けサイズの19V/22V型のみがラインナップされていたが、新たに26V/32V型が追加された。また、19/22V型では、搭載されているチューナーは地上デジタル/アナログ放送のみだったが、32/26A8000では、BS/110°CSデジタルチューナーも搭載される。
録画用のHDDを内蔵する「H8000」シリーズ。低消費電力に加えて、USB接続タイプのHDDが利用可能になった |
パーソナル向けモデルの「A8000」。19V/22V型に加えて、新たに26V/32V型型がラインナップ |
シリーズ名 | 型名 | 画面サイズ | 発売日 | 推定市場価格 |
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H8000 | 42H8000 | 42V型 | 5月下旬 | 30万円前後 |
37H8000 | 37V型 | 6月上旬 | 25万円前後 | |
32H8000 | 32V型 | 5月下旬 | 18万円前後 | |
A8000 | 32A8000 | 32V型 | 4月25日 | 12万円前後 |
26A8000 | 26V型 | 4月25日 | 11万円前後 |