北九州市は11日と12日、門司港レトロ観光列車「潮風号」のトロッコ車両を一般公開する。トロッコ客車2両の前後にディーゼル機関車を連結した4両編成で、九州鉄道記念館駅 - 関門海峡めかり駅間2.1kmを約30分で往復するという。

「潮風」号と関門海峡

同車両の公開時間は両日とも13:00~15:00。場所は九州鉄道記念館駅(JR九州門司港駅に隣接)。トロッコ列車の外観を間近に観られるほか、客車の車内も見学できるという。入場は無料。なお、当日は「トロッコ潮風号 開業記念乗車券」も発売する。大人300円、小児150円で、8月31日までの1回乗車限り有効とのこと。

トロッコ車両をけん引するディーゼル機関車は南阿蘇鉄道で活躍していたDB-10型、客車は島原鉄道で運行されたトロッコ車両で「機関車の背が低いため、トロッコ客車の全後部も三面窓を配置、正面・背面を含め360度の景観を楽しめるようにしています」(同市)

門司港レトロ観光列車は「門司港付近の旧貨物線を復活させるプロジェクトとして、日本初の観光目的鉄道して国土交通省に申請、認可された」(同市)。開業予定日は26日。運行日は毎年3月中旬 - 11月下旬までの土日や夏休み、春休みなど年間130日を予定。1日あたり13往復を運行するという。運賃は大人片道300円、小児150円。客車2両のうち1両(42席)は指定席で、座席指定券100円が必要。全国約8,500店舗のコンビニエンスストア「ローソン」の店頭(Loppi端末)で座席指定券付き乗車券を発売する(Webでの予約も可能)とのこと。