「BASELWORLD 2009」にラドーは、プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン氏がデザインを手がけた「r5.5」シリーズや、「トゥルー」シリーズの限定モデルなどを出展した。
モリソン氏は、最近では日本の深澤直人氏と共に立ち上げた「Super Normal(普通を超えるふつう)」プロジェクトなどでも知られるイギリスのデザイナー。ラドーとはこれまでにも既存モデルのリデザインなどで協業の経験があるが、一から新モデルのデザインを手がけるのは今回が初となる。
3針モデルとクロノグラフモデルが用意され、ケースの縦横サイズは共通。ケースとブレスレット部分が一体化したラドーらしいデザインを継承しながらも、スクエアフォルムの角にはモデル名の由来ともなったカーブ(半径5.5mmの曲線)を採り入れるなどし、シンプルながら存在感のある印象に仕上げている。ケースおよびブレスレットの素材にはラドーが得意とするセラミックを採用するが、光沢を抑えたマットタイプをメインに据えている(光沢タイプも用意)。価格は3針モデルが308,700円、クロノグラフモデルが367,500円(ともにマットセラミックス版の予価)で、今年冬発売の予定。
また、ラウンドフォルムのケースを採用した「トゥルー」シリーズに、デジタル表示を加えた「トゥルー マルチファンクション」を追加するほか、ケースにマット仕上げのプラチナカラーセラミックスを用いる限定モデルを用意した。いずれも今夏発売予定。