「BASELWORLD 2009」にてブレゲは、アラーム機能を搭載する「マリーンロイヤル5847」などの新作を披露した。
昨年は、2004年に発足したプロジェクト「王妃マリー・アントワネットの時計」の完結が注目を集めたブレゲ。同年に売上高、売上数量ともに新記録を達成し、2009年には香港、台北、釜山、上海で新規店舗が予定されるなど不況を感じさせないのは、大御所ブランドたる所以だろう。
今回、新モデルとして紹介されていたのは、アラーム機能を搭載する300m防水のウオッチ「マリーンロイヤル5847」。ブレゲのマリーンコレクションは、アブラアン-ルイ・ブレゲ本人が、1815年にフランス海軍省御用達 時計師として任命された後、同軍のために製作したデザインに基づいている。マリーンロイヤル5847は、2007年に発表された初のシリコン脱進機を搭載したトゥールビヨンクロノグラフに続く、新しいマリーンロイヤルアラームウオッチとなる。アラームは水中でも操作可能で、「水の中では空気中よりも約5倍よく響く」(同社広報)という。45mmのケース素材には、18Kローズゴールドを用い、ムーブメントは自動巻きキャリバー519Rを採用。パワーリザーブは45時間で、振動数は4Hz。ローターにも美しいウェーブ模様を施している。発売は2010年1月で、価格は483万円。
また、高度な熟練技術が必要とされるミニッツリピーターのムーブメントを搭載する「クラシック グランドコンプリケーション7637」も紹介されていた。2008年に開発したミニッツリピーターの新設計方法を同モデルにも採用し、9時位置に回転秒針、3時位置に24時間(昼夜)表示の補助文字盤を装備したミニッツリピータームーブメントを搭載。音響開発の専門チームを抱えるブレゲが誇る美しい音色を奏でる。パワーリザーブは40時間。発売は2009年12月を予定しており、価格は、ホワイトゴールドタイプが2,467万5,000円。ローズゴールドタイプが2,415万円。