"先立つものはお金"とも言われるが、結婚も愛情だけでは成り立たないのが現実――。全国における挙式、披露宴・披露パーティーの平均総額は317万円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2008」より)という中、スターツ出版のOzmall Wedding調べによると、結婚式の費用においてカップルの過半数が親からの資金援助を受けているという。さらに、折半もしくは新郎が多めに負担しているカップルが多いのが実態だ。

調査によると、親からの「援助あり」というカップルは53%に上り、「親が言ってくれたから」、「子供の頃から積み立ててくれていたのでありがたく」と親心を受け取っているよう。一方で、「援助なし」(47%)の理由で多かったのは、「貯金とご祝儀でまかなえる範囲で行ったから」という堅実なもの。また、「お金は自分たちのために使って欲しい」という親孝行な理由もあれば、「口出しされたくないから」という気持ちもあるようだ。実際に、援助を受けたカップルのエピソードには「親の希望で『結婚式は高級ホテルで親族を大勢呼んで』ということになったので300万円くらい(援助があった)」と、お金を出す代わりに結婚式への注文が……。

結婚式費用の支払い負担を新郎と新婦側で比べると、「折半」(48%)と「新郎>新婦」(42%)に二分した。折半の理由としては「今後2人のお金はお互いのお金になるので『どっちが多いというのもおかしいね』と相談した結果」などが挙がった。どちら側のゲスト数が多いかや、ドレスやエステ、ブーケ費用以外は新郎側が負担するなど、全体のバランスを考慮して分担しているカップルが多く、「彼に貯金がないので私が!」という太っ腹な新婦の意見もあった。