映画『レッドクリフ PartII ~未来への最終決戦~』(4月10日公開)に込められたメッセージ「未来を信じて、勇気を持って立ち上がろう」を若い世代に伝えるべく、5日、東京ビッグサイトにてプレミアムイベント「Imagine Future.」が開催された。ジョン・ウー監督、小池百合子衆議院議員、竹中平蔵氏、秋元康氏など錚々たる顔ぶれの中、シークレットゲストにX JAPANのYOSHIKIとTOSHIが登場した。

若者400人を前に「Forever Love」を披露したX JAPANのTOSHI(ボーカル)とYOSHIKI(ピアノ)

MCの田村淳(ロンドンブーツ1号2号)の紹介を受け、ステージ上にYOSHIKIとTOSHIが姿を見せると、会場に訪れた新社会人や転職活動中の若者400人からどよめきと大歓声が。2人が披露したのは「Forever Love」。体調不良を理由に4月1日の会見を欠席したYOSHIKIも、この日は熱のこもったピアノ演奏で健在ぶりをアピールした。

興奮冷めやらぬ中、TOSHIは、「僕自身、この10年でいろんなことを経験してきましたが、地位や名声やレッテルよりも、ともに生きること、ともに勝つことのほうが大切だということを学びました」とコメント。

YOSHIKIは3月末に中国・四川大地震の被災地を慰問したことに触れ、「震源から約30kmの町を訪れたけど、町全体が廃墟と化していて、救助隊以外に人も入れず、伝染病が起こらないようにいまだに消毒が行われている状態でした」と現地の惨状を語った。被災地の子供たちと触れ合い、「あれだけのことがあったにもかかわらず、子供たちがみんな生き生きとした顔をしていたんですね。強く生きていることを実感して、頑張っているあの子たちを目標にしないといけないなと思いました」と決意を新たにする場面も。

株取引を行っているでも知られる小倉優子。経済情勢に踏み込んだ発言も飛び出し、周囲を驚かせた

当イベントにはタレントの小倉優子も参加しており、小池議員、竹中氏、秋元氏、エイベックス・エンタテインメントの松浦勝人社長を囲んでのパネルディスカッションにも登場。「知らない人にいつ刺されるかわからないじゃないですか。いまの世の中、インターネットなどで簡単に人とのつながりを持てるけど、そのつながりがいいものか悪いものか、わからなくなる瞬間がありますよね」と、普段のキャラとは一味違う発言も飛び出し、「今日のゆうこりんは別人みたいだよね(笑)。お兄さんはちょっと戸惑ってるんだけど……」と淳も驚きを隠せない様子だった。

ジョン・ウー監督は、「『レッドクリフ』は三国志の史実を再現するのではなく、現代に通じる『愛』『勇気』『友情』を若い皆さんに感じてもらうために作りました」と映画についてコメント。「心から通じ合える友がいれば何でもできること、信じる勇気を持つこと、そして信念があれば奇跡は起きること。それらを感じ、皆さんの力で新しい時代を築いてほしい」と若い世代にエールを送った。

写真左から、長田公平氏(日本経済新聞社 専務取締役)、小倉優子、田村淳、竹中平蔵氏、ジョン・ウー監督、YOSHIKI、小池百合子議員、TOSHI、秋元康氏、松浦勝人氏。彼らのトークに、若い世代も真剣に耳を傾けていた

映画『レッドクリフ PartII ~未来への最終決戦~』は、4月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国超拡大公開。