マイタックジャパンは3日、Mio Technology製パーソナルナビゲーションデバイス(以下PND)の新モデル「Mio C523V2」を発表した。発売は4月15日で、価格は4万4,800円。

コンパクトな多機能ナビ「Mio C523V2」。車だけでなく、バイクや徒歩でのナビもサポートされるほか、ワンセグ機能も搭載

地図ソフトには、大きめのボタンなどにより、小型の画面でも優れた操作性を発揮する「MioMap」(インクリメントP社と共同開発)を採用している。事前にルートのチェックが可能なデモ走行モードや、ワンタッチで自宅への道順を検索できる自宅検索機能、時刻に応じて昼夜で自動的に画面の色合いを切り替え可能な表示設定なども採用されており、より、ナビとしての利便性がアップしている。

地図ソフトは同社とインクリメントP社とが共同開発した「MioMap」

案内モードは、従来の「自動車モード」に加えて新たに「ライダーモード」と「徒歩モード」を搭載。ライダーモードは、交差点での進行先表示を見やすくするなど、バイクでの使用に配慮したものとなっている。また、徒歩モードでは、歩道などもカバーされる。バイクモード、徒歩モードでは、それぞれ、「二輪を除く」や「車両通行止め」などといった交通規制を、それぞれのモードにあわせて解釈。実用的なナビゲーションが可能となっている。

また、録画にも対応したワンセグ機能を搭載している。録画は本体に内蔵されたメモリか、あるいはSDメモリーカード/MMCに行う。ただし、対応しているSDメモリーカードのサイズは2GBまでに制限される。ワンセグ放送は、フル画面だけでなく、ナビ画面との同時表示も可能だ。WMV / MPEG-4 / MP3 / WMA / JPEG / BMP形式のファイル再生にも対応しており、ポータブルプレーヤーとしても利用可能だ。

ディスプレイは4.3V型。電源は、内蔵のリチウムイオンバッテリーか、または付属のACアダプター、カーチャージャーを利用する。フル充電にかかる時間は約4時間で、バッテリーでの駆動時間は、MioMap使用時には約5時間、ワンセグ機能の使用時には約4時間となっている。

オプションとして用意される「Mioリジットマウント」。22-25mm径のハンドルに固定可能だ

本体サイズは、131(W)×83(H)×21(D)mm、質量は約240g。付属品には、上記の電源関係以外に、PCとの接続用のUSB同期ケーブル、車載用のスタンド、スタンドベースアダプタ、ストラップ、ヘッドホンなどが含まれる。

なお、バイクや自転車のハンドルに製品を固定できるリジットマウントや、バイク専用だが、タンクポーチなどもオプションとして用意されている。