米NVIDIAから新GPUの「GeForce GTX 275」が発表されたことを受け、グラフィックスカードのベンダー各社からは、搭載する製品が発表されている。オーバークロックモデルのほか、メモリ強化モデルなども登場している。
■GeForce GTX 275のリファレンス仕様 | |
コアクロック | 633MHz |
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シェーダ数 | 240基 |
シェーダクロック | 1404MHz |
メモリクロック | 1134MHz |
搭載メモリ | 896MB GDDR3 |
ビデオ出力 | DVI×2 |
GeForce GTX 275は、同社のラインナップにおいて、GTX 260とGTX 285の間に位置するものだ。シェーダ数は、GTX 285と同じ240基。コアクロックやシェーダクロックはGTX 285に近い。しかし、メモリ容量はGTX 260と同じ896MB。GTX 260とGTX 285が入り交じったような仕様になっている。
ZOTAC
ZOTACからは、ノーマル版の「ZOTAC GeForce GTX 275 896MB DDR3 PCIE」と、オーバークロックモデルの「ZOTAC GeForce GTX 275 896MB DDR3 PCIE AMP」が発売となる。OCモデルのクロックは、コアクロックが702MHz、シェーダクロックが1512MHz、メモリクロックが1260MHz。どちらも4月上旬の発売予定で、店頭価格はそれぞれ30,000円台前半、35,000円前後となる見込み。
MSI
MSIは、オリジナルのVGAクーラーを搭載する「N275GTX Twin Frozr」と「N275GTX Twin Frozr OC」の2モデルを発表。このうち後者はオーバークロックモデルとなっており、コアクロックは666MHz、メモリクロックは1161MHzだ。
EVGA
EVGAからも2モデルが発表されている。1つは、ノーマル版の「896-P3-1170-AR」。そしてもう1つはメモリが通常の2倍(1792MB)搭載された「017-P3-1175-AR」である。コアクロックやメモリクロックなどはリファレンス通りだ。価格はノーマル版が249.99ドル、メモリ強化版が289.99ドル。
Gainward・Palit
Gainwardの「Gainward GTX275 896MB」とPalitの「GeForce GTX 275」は、どちらもスペックはリファレンス通りだが、VGAクーラーはデュアルファンとヒートパイプを採用したオリジナルとなっている。
InnoVISION・GIGABYTE
InnoVISIONの「Inno3D GeForce GTX 275」と、GIGABYTEの「GV-N275UD-896H」は、どちらもリファレンス準拠の製品である。