米NVIDIAは2日(現地時間)、G200コアをベースとしたハイエンドGPUの新モデル「NVIDIA GeForce GTX 275」を発表した。上位のGTX 285と同等の240基のシェーダプロセッサを備える。搭載グラフィックスカードの発売は4月中旬の予定で、価格は249ドル前後。

「NVIDIA GeForce GTX 275」のリファレンスカード

55nmプロセスで製造されるG200コアがベース。コアクロックは633MHzで、シェーダクロックは1,404MHz、メモリクロックは2,268MHz(データレート)。メモリタイプはGDDR3で、容量は896MB、接続バス幅は448bit。ROPユニットは28基。最大消費電力は219W。

GTX 275 GTX 285 GTX 260(55nm版)
製造プロセス 55nm
コアクロック 633MHz 648MHz 576MHz
シェーダクロック 1,404MHz 1,476MHz 1,242MHz
SP数 240 240 216
ROP数 28 32 28
テクスチャユニット数 80 72
メモリクロック 1,134MHz 1,242MHz 999MHz
メモリタイプ GDDR3 896MB 448bit GDDR3 1,024MB 512bit GDDR3 896MB 448bit
最大消費電力 219W 183W 公称不明

あわせて、新バージョンのドライバソフトウェアとして、「GeForce Release 185」が登場している。バージョン182.08比でゲーム動作時のパフォーマンスが向上しているとされるほか、新機能「Ambient Occlusion」の設定が可能となっている。

「Ambient Occlusion」のオン/オフはNVIDIA Control Panelから設定できる

同機能により、対応ゲームタイトルであれば、よりリアルな影の表現が実現する